紅組:機械の意思
- 8 ：埋め立て ◆9F4JAy3LOA [sage]：04/12/23 00:00:41 ID:Sb1ZiSWe
第一回紅白ＡＡ合戦出場作品
機械の意思
!∧＿∧ . ∧＿∧
〈[]〕・∀・） <｀∀´ >
[:=:□：∇：□_ ／目V目＼
〔={ﾖu----〈uE} ∪〉‐‐‐‐〈∪
_/ ﾊ ヽ_ / ∧ ヽ
〔 i´,,o〕〔o,,｀i 〕 ＜＿_〉〈_＿＞
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
- 9 ：埋め立て ◆9F4JAy3LOA [sage]：04/12/23 00:01:22 ID:Sb1ZiSWe
- ある所に、記憶回路を持つ、
二台のロボットがありました・・・
∧＿∧ ∧＿∧
（ ・∀・） （・∀・ ）
[〓目：=：目 【】：=：【】〓]
〔○.――〈〇 〇〉――.○〕
.〔＿_ハ＿〕 〔＿ハ_＿〕
ですが、片方のロボは壊されて奪われてしまいました。
. ∧＿∧ ∧＿∧ ∧__
（ ・∀・） （・∀・ ） <ヽ｀
[〓目：=：目 〜 |￣￣￣￣￣|)――――⊂
〔○――〈〇 〜 ＼ ／ 人
.〔＿_ハ＿〕 . 〜 ◎――◎ ﾚ 〈__
- 11 ：埋め立て ◆9F4JAy3LOA [sage]：04/12/23 00:02:17 ID:Sb1ZiSWe
- 奪われたロボは、
データをコピーされて捨てられてしまいました。
.＿__
〔＿_ﾉ＿ ∧＿∧ 〔○ 【】〓]〔○
[ ◎ ：=： 〕〔￣~ヽ （ ・∀・） [〓【】 〉――〈
"~""~""~""~""~""~""~""~""~""~""~""~""~""
残ったロボは日々改造されて、
強力になっていきました。
. !∧＿∧
〈[]〕・∀・）
[〓目：=：目
〔○----〈〇
. 〔__oハo__〕
- 13 ：埋め立て ◆9F4JAy3LOA [sage]：04/12/23 00:02:51 ID:Sb1ZiSWe
- 何年か経ったある日、
改造のやり過ぎでロボがショートしました。
. !∧＿∧ ﾎﾞﾝ!
〈[]〕 ﾟ∀ﾟ ） て
. . [〓目：∇：目_
. 〔={ﾖu----〈uE}
. / ﾊ ヽ
〔＿,o〕〔o,＿〕
そのショートにより、ロボの記憶装置が
バックアップされ、意思が発生しました。
!∧＿∧
. 〈[]〕・∀・）＜・・・
. [〓目：∇：目_
. . 〔={ﾖu----〈uE}
/ ﾊ ヽ
. 〔＿,o〕〔o,＿〕
- 15 ：埋め立て ◆9F4JAy3LOA [sage]：04/12/23 00:03:30 ID:QqY0bgTA
- その後、もう一台のロボを研究し、その後廃棄処分した
組織の新兵器の偵察がロボに命じられました。
!∧＿∧
〈[]〕・∀・） て
[:=:□：∇：□_
〔={ﾖu----〈uE}
_/ ﾊ ヽ_
〔 i´,,o〕〔o,,｀i 〕
ロボは、命令に従わず、偵察組織に対して破壊活動を行いました。
その理由は、唯一の仲間を破壊されたからでした。
;:'!.;'!~`・:;;,;'",;~`ﾟ;
. !∧＿∧ .（´そ⌒∧＿∧;:,.;!
. 〈[]〕・∀・）, . （⌒;:,⌒⊂< ｀Д´>つ
[:=[I__I]∇[I__I] ‖ミ て（!~`;:・ﾟ｡ ;:,.;!'~`;:,.;
〔={ﾖu----〈uE} ―ニ二三(二((二⊃ （;:,⌒;:,!'~!・ﾟ⌒;;,;⌒:
_/ ﾊ ヽ_ . ‖彡 .そ（;:⌒`;:!`ﾟ｡,;!・ﾟ,.;'!
〔 i´,,o〕〔o,,｀i 〕 て＼ヾi!,I~,.;!,.;!/;,i
- 17 ：埋め立て ◆9F4JAy3LOA [sage]：04/12/23 00:03:58 ID:QqY0bgTA
兵器倉庫に近づいたとき、、ロボの前に何者かが現れこう言いました。
「 ヨクモ・・・ヤッテクレタニダネ・・・」
!∧＿∧
〈[]〕・∀・） て
[:=:□：∇：□_
〔={ﾖu----〈uE}
_/ ﾊ ヽ_
〔 i´,,o〕〔o,,｀i 〕
そして、その何者かは姿を現し、続けてこう言いました。
「 ウリハ、○○コクニアッタニダイノロボノウチノイッタイカラ、
ケンキュカイハツシタロボ、ニダロボダニダ！」
∧＿∧
<｀∀´ >
. ／目V目＼
∪〉‐‐‐‐〈∪
. / ∧ ヽ
＜＿_〉〈＿_＞
- 19 ：埋め立て ◆9F4JAy3LOA [sage]：04/12/23 00:04:24 ID:QqY0bgTA
- ○○国・・・それは、ロボの開発された国でした。
そして、ニダロボはこう言いました。
｢ ウリノショウタイヲシラレタイマ、オマエヲカエスワケニハイカナイニダ・・・
ウリハ、オマエヲコワスニダ！」
!∧＿∧ . ∧＿∧
〈[]〕・∀・）て <｀∀´ >
[:=:□：∇：□_ ／目V目＼
〔={ﾖu----〈uE} ∪〉‐‐‐‐〈∪
_/ ﾊ ヽ_ / ∧ ヽ
〔 i´,,o〕〔o,,｀i 〕 ＜＿_〉〈_＿＞
モラロボは、もう一台のロボの子孫にあたるロボと、
戦闘をしなければならなくなりました。
. | ∧＿∧ ｲｸﾆﾀﾞ!
<｀∀´ > |
. | ／目V目＼
∪〉‐‐‐‐〈∪ |
!∧＿∧ ・・・ | 〈 . | |
〈[]〕・∀・） ＜___〔|‐‐|〕 |
[:=:□：∇：□_ | ∨ |
〔={ﾖu----〈uE} | : :
_/ ﾊ ヽ_ |
〔 i´,,o〕〔o,,｀i 〕 ヽ从/
- 20 ：埋め立て ◆9F4JAy3LOA [sage]：04/12/23 00:04:53 ID:Sb1ZiSWe
- ロボは考えました。
なぜ、自分はこのロボを倒さなければいけないのかと・・・
/
/ /
. / ∧＿∧ ｸﾗｴ!ﾄｹﾞｷｯｸ!
. <｀∀´ > /
!∧＿∧ ・・・ . / ／目V目＼
〈[]〕・∀・） 三 . ∪〉‐‐‐‐〈∪ /
[:=:□：∇：□_ 三 / / ._/> >
〔={ﾖu----〈uE} 三 . i´ ./〔_＿＞ /
.〈 〈ヽ ＼ .三 |/＋
〔i´,,oﾉ〔o,, ｀i〕 三
そして、ロボは結論を出しました。
. !∧＿∧ ∧＿∧ ﾔﾊﾞｲ･･･
. 〈[]〕・∀・）, ｶﾞｼｬｯ <｀∀´ ；> ｻｻｯﾀﾆﾀﾞ･･･
[:=:[I__I]∇[I__I] ／目V目＼
〔={ﾖu----〈uE} ∪〉‐‐‐‐〈∪
_/ ﾊ ヽ_ / ._/> >
〔 i´,,o〕〔o,,｀i 〕 ｸﾞｻｯ i´ ./〔_＿＞
- 22 ：埋め立て ◆9F4JAy3LOA [sage]：04/12/23 00:05:18 ID:Sb1ZiSWe
その結論とは・・・
. !∧＿∧ ・・・ ∧＿∧ ﾆ､ﾆﾀﾞ!
. 〈[]〕・∀・）, ‖ミ <｀Д´ ；>
[:=[I__I]∇[I__I] .―ニ二‖ミ((二⊃ ／目V目＼
〔={ﾖu----〈uE} ―ニ二三(二((二⊃. ∪〉‐‐‐‐〈∪
_/ ﾊ ヽ_. ‖彡 . / ._/> >
〔 i´,,o〕〔o,,｀i 〕 i´ ./〔_＿＞
己の存在を守るため・・・
;:'!.;'!~`・:;;,;'",;~`ﾟ;;:,.;'!~・｡;:,.
. !∧＿∧ .（´そ⌒て;:,.;!`~;∧＿∧ ｱｲｺﾞｰ,,.;!'~;:,.;
. 〈[]〕・∀・）, （⌒;:,⌒て;:..;!~⌒:,<｀Д´ ；>｡.,:;.!`~;:,⌒;:そ⌒）
[:=[I__I]∇[I__I] て（!~`;:・ﾟ｡ ;:,.;!'~`;:,.;!ﾟ｡・,.;!'~・;:,.;!'~ノ;:て)
〔={ﾖu----〈uE} .（;:,⌒;:,!'~!・ﾟ⌒;;,;⌒::）・ﾟ,.;!｡⌒),.;!Y从
_/ ﾊ ヽ_ ノ .そ（;:⌒`;:!`ﾟ｡,;!・ﾟ,.;'!,.;⌒;:,⌒;l:)从て
〔 i´,,o〕〔o,,｀i 〕 て＼ヾi!,I~,.;!,.;!/;,i!|;,从:.;!I|.;`/そ／
- 23 ：埋め立て ◆9F4JAy3LOA [sage]：04/12/23 00:05:54 ID:Sb1ZiSWe
組織を破壊したあとロボの前に、
ロボの所属する軍のロボが現れ、こう言いました。
「お前は、ロボット三原則を違反している。
よってお前を、破壊の刑に処す。」
. !∧＿∧ ・・・
. 〈[]〕・∀・） ∧＿∧ __
[:=:□：∇：□_ =iコヾ〔・∀・::::〕・I
〔={ﾖu----〈uE} . ´⊂´<▽>::::〕・I
_/ ﾊ ヽ_ |=:/|=:/|_Ｉ
〔 i´,,o〕〔o,,｀i 〕 〔＿〔＿_〕
- 25 ：埋め立て ◆9F4JAy3LOA [sage]：04/12/23 00:06:24 ID:QqY0bgTA
- . / 喰らえ・・・
. !∧＿∧ ・・・ [:◎;□ / ﾊﾞｼｭﾝ
. 〈[]〕・∀・） ;:;+;.;:',〔≡`uE｝ ./ ....,, ∧＿∧ __
[:=:□：∇：.| / ::,,..=iコヾ〔・∀・::::〕・I
〔={ﾖu----〈 ﾊﾞｼｭﾝ / ´⊂´<▽>::::〕・I
_/ ﾊ ヽ_ / |=:/|=:/|_Ｉ
〔 i´,,o〕〔o,,｀i 〕 / 〔＿〔＿_〕
. / 終わりだ・・・
. !∧＿∧ ・・・ / ｶﾞｼｬﾝ
. 〈[]〕・∀・） / . _ _______∧＿∧
[:=:□：∇：.| . / 0ニ〕：=：〔・∀・::::〕
〔={ﾖu----〈 . / . ~｀⊂´<▽>::::〕
_/ ﾊ ヽ_ / . |=:/|=:/|
〔 i´,,o〕〔o,,｀i 〕 / . 〔＿〔＿_〕
- 27 ：埋め立て ◆9F4JAy3LOA [sage]：04/12/23 00:07:01 ID:QqY0bgTA
- ナゼ、ワタシハハカイサレルノダロウ・・・・
ワタシハ、イシノママニ、コウドウシタダケナノニ・・・
. !∧＿∧
. 〈[]〕・∀・）
[:=:□：∇：.|
〔={ﾖu----〈
_/ ﾊ ヽ_
〔 i´,,o〕〔o,,｀i 〕
_ __ _ _ _ _ __ _ _ / 散れ・・・
. !∧＿∧ ・・・_,. -;''___−___ ./＼ ﾄﾞﾊﾞｧ
. 〈[]〕・∀・） ニ‐"___=__--_./_-__＼ ________∧＿∧
[:=:□：∇：.| .−___ _ ‐- _-_/__-__-___ニ〕：=：〔・∀・::::〕
〔={ﾖu----〈 __=__=_=_=___/___-_=__／ ~｀⊂´<▽>::::〕
_/ ﾊ ヽ__--_-__=_=/_-__-_／ . |=:/|=:/|
〔 i´,,o〕〔o,,｀i 〕 / . 〔＿〔＿_〕
- 29 ：埋め立て ◆9F4JAy3LOA [sage]：04/12/23 00:07:27 ID:QqY0bgTA
- 消え行く意識の中でロボは理解しました。
「ソウカ、ワタシハ、ワタシノイカリヤウラミ、オノレノソンザイヲマモルタメニ
タクサンノヒトヤ、ロボヲコノヨカラケシタ・・・ソレハユルサレナイコト･･･。
ソノユルサレナイコトヲシタタメニ、ワタシジシンモコノヨカラケサレルンダ・・・」と・・・
. :::::::::::::::::＿∧
. :::::::::::::::::::::]〕・∀・）
:::::::::::::::::=:□：∇：.|
::::::::::::::::::::{ﾖu----〈
:::::::::::::::::::::::: ﾊ ヽ_
:::::::::::::::::::::,o〕〔o,,｀i 〕
- 30 ：埋め立て ◆9F4JAy3LOA [sage]：04/12/23 00:07:51 ID:QqY0bgTA
- 「本部へ通達。任務を遂行した。直ちに帰還する。」
∧＿∧ __
〔・∀・::::〕・I
〔<▽>::::〕・I
..:::::::::::::::..... . |=:/|=:/|__i
....::::::::::::::::::::::::::::.... . 〔＿〔＿_〕
. __ ∧＿∧
Ｉ・〔::::・∀・〕
Ｉ・〔::::<▽>〕
..:::::::::::::::..... i_人 Ｙ
....::::::::::::::::::::::::::::.... |_.,〔_＿_〕
終
..:::::::::::::::.....
....::::::::::::::::::::::::::::....
- 32 ：オマケ[sage]：04/12/23 00:08:19 ID:QqY0bgTA
ｺﾛｯ ..:::::::::::::::.....
｡〜....::::::::::::::::::::::::::::....
おや？
∧＿∧
（ ・∀・）
▽田田田▽
●【=====】●
[[] []] ..:::::::::::::::.....
〔;;;;;〕;;;;;;〕 ｡ ....::::::::::::::::::::::::::::....
これは記憶回路じゃないか。
∧＿∧
（ ・∀・） ,｡
▽田田田ﾌ●
●【=====】 ﾞ
[[] []] ..:::::::::::::::.....
〔;;;;;〕;;;;;;〕 .....::::::::::::::::::::::::::::....
そうだ！この回路を新しく設計した
ロボに制御装置として組み込もう。
∧＿∧
（ ・∀・） ,｡
▽田田田ﾌ●
●【=====】 ﾞ
[[] []] ..:::::::::::::::.....
〔;;;;;〕;;;;;;〕 .....::::::::::::::::::::::::::::....
続？
.∧＿∧
. _（・∀・ ） 〜♪
. ｡ヽ田田田▽
●ﾞ【====●ﾞ
〈〈,ヾヽ｀i ..:::::::::::::::.....
〔;;;;;;〕ヽ::;Ｉ .....::::::::::::::::::::::::::::....
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